ニッコロ・マキャヴェッリ
現実主義的な存続の手引きと、実効的真理の方法。国家理性は不可侵の憲章によって応答され、機構においては実効的真理に、境界においては義務論に立つ。
参照した版。 『ディスコルシ』全篇(一四一章)と『君主論』全篇、主題別に九度の精読。
受け継いだもの
現実主義的な存続の技師。実効的真理の方法、すなわち人間が実際にどう振る舞うかに照らして設計せよ、理想化は中立ではなく致命的だからである、これがシミュレーションの創設的な根拠をなす。導かれた争いは自由の源泉であり、ゆえに摩擦ではなく抑圧された摩擦こそが警報である。更新の法は、第一原理への周期的な回帰を存続の要件とする。そして限界づけられた非常時の設計(枠内では迅速に行動しうるが憲法には触れえない権力、生きた点検と自己執行的な失効期限を備える)は、真の非常時の教義が必要とする内容を供給する。
翻案したもの
上限の方法は彼のものである。集中の経路を先んじて封じることにより、早期かつ将来に向けて上限を課せ、遡及的にも党派の武器としても決してならぬ。不労地代(「いかなる家産にも触れない」もの)のみを捕捉せよ、そうすれば均衡回復者は恐れられこそすれ憎まれない。そして装置を借りるのではなく所有せよ、有能な借り物の感知器はその借り手を捕らえるのだから。
相違する点と、その応答
マキャヴェッリは当為を存在へと崩し、国家を保つものは何であれ許される、とする。この教義は当為を、均衡回復者の上に立つ不可侵の憲章として固定し、国家理性ならば緩めるであろう存亡の圧力の下でこそ最も固く保つ。獅子(自衛)と狐(欺瞞を読むこと)は保たれる。だが自国の市民に対して信義を破る主権者の免許は無効である。
総括的な立場
この伝統における最も鋭い存続の手引きであり、方法と機構において吸収され、道徳の境界において律せられる。存続については道徳家を上回る現実主義をもち、手段については現実主義者を上回る道徳をもつ。